●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-21.I.1:1 ~ T-21.I.2:6

 

I. The Forgotten Song
忘れられた歌
 
 
1. Never forget the world the sightless "see" must be imagined, for what it really looks like is unknown to them.
  • forget [fərɡét] : 「〜を忘れる、見落とす」
  • sightless [sáitlis] : 「目に見えない、盲目の」
  • imagine [imǽdʒin] : 「想像する、思う、心に描く、推測する」
  • really [ríːəli] : 「実際には、ほんとうは、確かに、本当に」
  • look like : 「〜のように見える」
  • unknown [ʌnnóun] : 「知られていない、未知の、不明の」
❖ "Never forget the world ~ "「目の見えない者が『見る』世界は、想像されたものに違いないのだと、決して忘れてはならない」。"for what it really ~ "「なぜなら、世界は実際はどのように見えるか、彼らにはわからないからだ」。我々は、真の実在、実相世界を見ることの出来ない、いわば、盲人に等しい。あるいは、この幻想世界すら、本当はどういうものなのか、見ることの出来ない盲人である。



They must infer what could be seen from evidence forever indirect; and reconstruct their inferences as they stumble and fall because of what they did not recognize, or walk unharmed through open doorways that they thought were closed. And so it is with you. You do not see.
  • infer [infə́ːr] : 「推論する、察する」
  • evidence [évədəns] : 「証拠、証言、痕跡、形跡、兆候、印」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
  • indirect [ìndərékt] : 「二次的な、間接的な」
  • reconstruct [rikənstrʌ́kt] : 「〜を再建する、再構成する、再現する」
  • inference [ínfərəns] : 「推論、推測、推定」
  • stumble [stʌ́mbl] : 「よろめく、つまずく」
  • fall [fɔ́ːl] : 「落ちる、落下する、転ぶ」
  • because of : 「〜のために、〜のせいで」
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する、認める、受け入れる」
  • walk [wɔ́ːk] : 「歩く、歩行する」
  • unharmed : 「無傷の、傷つくことのない」
  • through [θrúː] : 「〜を通り抜けて、経て、〜の中を通って」
  • doorway [dɔ́ːrwèi] : 「戸口、出入り口」
  • thought [θɔ́ːt] : 「think の過去・過去分詞形」
  • closed [klóuzd] : 「閉ざされた、閉じた」
❖ "They must infer what ~ "「目の見えない者は、永遠に直接触れることの出来ない証拠から(類推して)、何が見えるかを推論しなくてはならない」。"and reconstruct their ~ "「そして、〜するとき、彼らは推論を再構築するのだ」。"as they stumble and ~ "「彼らが気付かなかったものに、つまずいたり転んだりしたとき、」"or walk unharmed through ~ "「あるいは、彼らが、閉じられていると思っていた扉が開いていて、何の差し障りもなく扉を通れたとき、」彼らは推論を再構築するのだ。目が見えないので、世界を推論で構築しなくてはならないのだが、推論に合致しない経験に出くわすたびに、その推論自体を再構築せざるを得ないのだ。言い換えれば、永遠に、真実それ自体に近づくことは出来ないのである。真実を直接見るためには、勇気をもって、その閉じられた目を見開いて見なければならないのだ。"And so it is ~ "「あなたについても、同様なのだ」。"You do not ~ "「あなたは、見ていないのである」。



Your cues for inference are wrong, and so you stumble and fall down upon the stones you did not recognize, but fail to be aware you can go through the doors you thought were closed, but which stand open before unseeing eyes, waiting to welcome you.
  • cue [kjúː] : 「合図、きっかけ、手掛かり」
  • inference [ínfərəns] : 「推論、推測、推定」
  • wrong [rɔ́ːŋ] : 「間違った、誤っている」
  • stumble [stʌ́mbl] : 「よろめく、つまずく」
  • fall [fɔ́ːl] : 「落ちる、落下する、転ぶ」
  • fall down : 「落ちる、ひっくり返る、転ぶ」
  • stone [stóun] : 「石、石材」
  • recognize [rékəgnàiz] : 「〜を認識する、〜を認証する、認める、受け入れる」
  • fail [féil] : 「失敗する、しくじる、破産する」
  • fail to do : 「〜しない、〜しそこなう、〜できない」
  • aware [əwέər] : 「気付いている、気が付いて、承知して、知って」
  • stand [stǽnd] : 「立っている、立ち上がる、立つ」
  • before [bifɔ́ːr] : 「〜の前に、〜に先立って、〜を前にして、面前で」
  • unseeing : 「注意して見ていない、気付いていない」
  • wait [wéit] : 「じっとしている、待つ」
  • welcome [wélkəm] : 「温かく迎え入れる、歓迎する、もてなす」
❖ "Your cues for ~ "「あなたの推論の手がかりは誤っている」。"and so you stumble ~ "「したがって、あなたは、気付かなかった石につまずいたり転んだりするのだ」。"but fail to be aware ~ "「あなたが、閉じていると思っていたドアを通り抜けて行けることに気付き損なってしまう」。"but which stand open ~ "「しかし、そのドアは、あなたの見えない目の前に、開けられて立っており、」"waiting to welcome ~ "「あなたを快く迎えようと待っているのである」。このドアこそ、実相世界にあなたを誘(いざな)ってくれる扉である。その扉が常に、あなたの目の前に、両手を広げるようにして、開いているというのに、あなたはそれに気付かないのだ。そして、あちこちうろつき回り、幻想の落とし穴に落ちたり、幻想の石につまずいたりしているわけだ。



2. How foolish is it to attempt to judge what could be seen instead.
  • foolish [fúːliʃ] : 「ばかばかしい、思慮のない、愚かな、ばかげた、ばかな」
  • attempt [ətémpt] : 「〜を試してみる、〜を企てる、〜するよう努める」
  • judge [dʒʌ́dʒ] : 「判断する」
  • instead [instéd] : 「代わりに、それよりむしろ、そうしないで」
❖ "How foolish is it ~ "「(見えないものの)代わりに、見ることの出来るものを判断しようと試みることは、なんと愚かであろうか」。あなたは、実相世界の真に実在するものを見ることが出来ないので、代わりに、想像をたくましくして、幻想の光景を見ているのだ。その、実在すらしない幻想を見ては、これは良い、これは悪いと、理性的に判断することは、あまりにも馬鹿げている。



It is not necessary to imagine what the world must look like. It must be seen before you recognize it for what it is.
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • imagine [imǽdʒin] : 「想像する、思う、心に描く、推測する」
  • look like : 「〜のように見える」
❖ "It is not necessary to ~ "ここは"It ~ to ~ "の構文、「世界はこのようであるに違いないと想像することは、必要ではない」。世界を想像ででっち上げる必要などないのだ。"It must be seen before ~ "「世界は、あなたが本当の世界を認識する以前に、そこに見られるべきものなのだ」。世界は、あなたが想像する前に、ちゃんとあなたの目の前に存在しているのだから、そのあるがままを認識すればいいだけの話しだ。簡単に言えば、自分に目隠しをして、世界を頭で理解しようとしてはいけないということ。素直に、目で、しかも、心の目で見てみればいいのだ。そこに真の世界の姿が見えてくる。この幻想の世界が虚偽の塊であることも、本当の世界は実相世界であって、そこは輝くばかりに美しい世界であることも、心の目、ホーリー・スピリットのヴィジョンで見れば、苦もなく見えてくるのである。



You can be shown which doors are open, and you can see where safety lies; and which way leads to darkness, which to light.
  • shown [ʃóun] : 「show の過去分詞」
  • safety [séifti] : 「安全性、無事、無難なもの」
  • lie [lái] : 「ある、存在する」
  • lead [líːd] : 「〜を連れていく、〜を導く、案内する」
  • darkness [dάːrknis] : 「暗さ、暗がり、暗闇」
  • light [láit] : 「光、明るさ、光源、ライト、明かり」
❖ "You can be shown ~ "「あなたは、どっちのドアが開いているのか示してもらえるし、」"and you can see ~ "「どこに安全があるのか、あなたは見ることが出来る」。"and which way ~ "「どっちの道が闇に通じ、どっちの道が光へ導いてくれるか、あなたは示してもらえるのだ」。心の目、ホーリー・スピリットのヴィジョンが、あなたに一番良いものを示してくれるのである。ならば、そのヴィジョンを信じてみてはどうだろう? 



Judgment will always give you false directions, but vision shows you where to go. Why should you guess?
  • judgment [dʒʌ́dʒmənt] : 「判断、判断力、意見、分別」
  • always [ɔ́ːlweiz] : 「いつも、常に」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、うその、虚偽の」
  • direction [dirékʃən] : 「方角、方向、道順、方位」
  • vision [víʒən] : 「視覚、視力、洞察力、想像力、展望、構想」
  • show [ʃóu] : 「示す、表す、表示する」
  • guess [gés] : 「〜と推測する、言い当てる」
❖ "Judgment will always ~ "「判断は、常にあなたを誤った方向へ導いてしまうだろう」。頭脳による理性的判断は、あなたをますます幻想の深みにはまらせてしまう。理性的判断自体が幻想だからだ。頭脳、すなわち肉体は幻想である。"but vision shows ~ "「しかし、ヴィジョンは、あなたの行くべき方向を示してくれる」。真実の方向へ、光の方向へ、実在の方向へ、実相世界の方向へ、ホーリー・スピリットのビジョンはあなたを導いていく。"Why should you ~ "「当て推量など、なぜ、あなたはするべきなのか」。目隠しをして、頭脳による想像、つまり、当て推量などする必要がどこにあろう。ヴィジョンの導く方向へ歩んで行けばいいだけの話しである。
 
 
 

Notification

自分の写真


❖ Text精読、完了しました。4年8ヶ月、1256回の投稿でした。長期に渡ってお付き合いいただき、感謝します。
❖ 引き続き、Workbook精読をご覧下さい。場所は「http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp」です。
❖ Text精読の手直しも始めました。月日をかけて見直していきます。
❖ AmazonからKindle版の精読シリーズを出版開始しました。『どこでもAcim』をご希望の方は是非どうぞ。
❖ Google PlayとiBookstoreからepub版の精読シリーズを出版開始しました。Kindle版で窮屈さをお感じでしたら、こちらをどうぞ。
❖ Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。Urtextは非常に面白いです。臨場感は半端でありません。

oohata_mnb@yahoo.co.jp
oohata.m@coda.ocn.ne.jp