●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-14.Intro.1:1 ~ T-14.I.1:8


Text - Chapter 14


Teaching for Truth
真理のための教え


Introduction

1.Yes, you are blessed indeed. Yet in this world you do not know it. But you have the means for learning it and seeing it quite clearly.
  • blessed [blésid] : 「祝福された、神聖な、聖なる、清められた」
  • indeed [indíːd] : 「実に、本当に、確かに、いかにも、実際に」
  • means [míːnz] : 「手段、方法、資力」
  • learning [lə́ː(r)niŋ] : 「学問、学識、習うこと、学ぶこと、学習」
  • see [síː] : 「理解する、確かめる」
  • quite [kwáit] : 「すっかり、全く、完全に、とても、非常に」
  • clearly [klíə(r)li] : 「はっきりと、疑いもなく、明らかに」
❖ "Yes, you are blessed ~ "「そう、あなたは本当に祝福されている」。"Yet in this world you ~ "「しかし、この世界にあって、あなたはそれを知ることはない」。"But you have the means ~ "「しかし、あなたには、それを学び、全く明確に理解する方法がある」。それとは、あなたが祝福されているということ。



The Holy Spirit uses logic as easily and as well as does the ego, except that his conclusions are not insane.
  • use [júːz] : 「使う、利用する、生かす、働かせる」
  • logic [lɑ́dʒik] : 「論理、論理学、論法、道理、理詰め、理屈」
  • easily [íːz(ə)li] : 「容易に、たやすく、苦もなく、気楽に、安易に、簡単に」
  • well [wél] : 「上手に、うまく、よく」
  • except [iksépt] : 「ただし、〜を除いて」
  • conclusion [kənklúːʒ(ə)n] : 「結論、決定、結末、結果、終わり」
  • insane [inséin] : 「正気でない、精神障害の、非常識な」
❖ "The Holy Spirit uses logic ~ "「ホーリー・スピリットはエゴと同じくらい容易に、そしてうまく、論理を使う」。"except that his ~ "「ただし、(エゴと違って、)ホーリー・スピリットの結論は狂ってはいない」。



They take a direction exactly opposite, pointing as clearly to Heaven as the ego points to darkness and to death.
  • direction [dərék∫n] : 「方角、方向、道順、方位」
  • take a direction : 「位置する、方向を合わせる」
  • exactly [igzǽk(t)li] : 「正確に、厳密に、ぴったり」
  • opposite [ɑ́pəzit] : 「反対側の、正反対の、逆の、向かい合った」
  • point [pɔ́int] : 「〜を示す、指差す、指す、指摘する、向く」
  • point to : 「指し示す、〜を指差す」
  • darkness [dɑ́ː(r)knəs] : 「暗さ、暗がり、暗闇」
  • death [déθ] : 「死、消滅、死亡、死者」
❖ "They take a direction ~ "「両者はまったく正反対を向いている」。"pointing as clearly to ~ "分詞構文、付帯状況、「エゴが闇と死を指し示しているのに対して、ホーリー・スピリットは天の王国を指し示している」。



We have followed much of the ego's logic, and have seen its logical conclusions.
  • follow [fɑ́lou] : 「〜に従う、追随する」
  • logical [lɑ́dʒikl] : 「論理にかなった、論理上の、論理的な、当然な」
  • conclusion [kənklúːʒ(ə)n] : 「結論、決定、結末、結果、終わり」
  • logical conclusion : 「当然の結果、論理的帰結、もっともな結論」
❖ "We have followed much of ~ "「私たちはおおむね、エゴの論理に従ってきた」。"and have seen its ~ "「そして、エゴの論理的帰結を目にしてきた」。エゴの論理とは、たとえば、得るためには奪え、やられる前に攻撃せよ、等々。



And having seen them, we have realized that they cannot be seen except in illusions, for there alone their seeming clearness seems to be clearly seen.
  • realize [ríːəlàiz] : 「 〜に気が付く、悟る、自覚する」
  • except [iksépt] : 「〜を除いて、〜以外に」
  • illusion [ilúːʒ(ə)n] : 「幻想、幻覚、錯覚」
  • alone [əlóun] : 「独りで、単に」
  • seeming [síːmiŋ] : 「外観上の、外見だけの、見せかけの、うわべの」
  • clearness [klíərnis] : 「透明、明るさ、明快、清澄、鮮明」
  • clearly [klíə(r)li] : 「はっきりと、疑いもなく、明らかに、明りょうに」
❖ "And having seen ~ "分詞構文、理由、「エゴの論理的帰結をずっと見てきたからこそ、」"we have realized that ~ "「私たちはthat以下に気がついた」。"that they cannot be ~ "「エゴの論理的帰結などというものは、幻想の中以外では見ることが出来ないのだ」と気がついた。"for there alone their ~ "「なぜなら、エゴの論理的帰結のうわべだけの明瞭さは、幻想においてのみ、鮮明に見てとれるからである」。難しい言い方をしているが、要するに、エゴの論理的帰結それ自体が幻想なのだ、ということ。



Let us now turn away from them, and follow the simple logic by which the Holy Spirit teaches the simple conclusions that speak for truth, and only truth.
  • turn away from : 「〜から目を背ける、〜から目を離す」
  • follow [fɑ́lou] : 「〜に従う、追随する」
  • simple [símpl] : 「簡単な、簡素な、単純な、容易な」
  • logic [lɑ́dʒik] : 「論理、論理学、論法、ロジック、道理」
  • conclusion [kənklúːʒ(ə)n] : 「結論、決定、結末、結果、終わり」
  • speak for : 「〜を物語る、〜を示す」
  • truth [trúːθ] : 「現実、事実、真相、真理」
❖ "Let us now turn ~ "「エゴの論理的帰結から目を背けて、〜であるような簡潔な論理に従おう」。"by which the Holy Spirit ~ "「ホーリー・スピリットが、真実を、真実だけを語る簡潔な結論を教えてくれる」ような簡潔な論理に従おう。実相の論理は簡潔であり、その結論も簡潔である。なぜなら、それは真実のみから成立しているものだからである。虚偽が紛れ込んで、複雑なつじつま合わせをする必要がないのである。





I. The Conditions of Learning
学びのための条件


1. If you are blessed and do not know it, you need to learn it must be so.
  • bless [blés] : 「祝福する、〜を神聖にする、清める、〜を賛美する」
❖ "If you are blessed ~ "「もしあなたが、祝福されているにもかかわらず、それを知らないなら、」"you need to learn ~ "「あなたは、祝福されているに違いないことを学ぶ必要がある」。



The knowledge is not taught, but its conditions must be acquired for it is they that have been thrown away.
  • knowledge [nɑ́lidʒ] : 「知識、心得、認識、知恵、知見」
  • taught [tɔ́ːt] : 「teach の過去・過去分詞形」
  • condition [kəndí∫n] : 「事情、条件、状態、状況、様子、様相」
  • acquire [əkwáiə(r)] : 「手に入れる、獲得する、取得する、習得する、入手する、確保する」
  • thrown [θróun] : 「throw の過去分詞」
  • throw [θróu] : 「〜を投げる、投じる、投入する」
  • throw away : 「〜を投げ捨てる」
❖ "The knowledge is ~ "「叡智は教えられるものではない」。ACIMの叡智(knowledge)は単なる知識ではなく、ニルヴァーナ、般若(はんにゃ)に近いものである。"but its conditions must ~ "「しかし、叡智をもつための条件は習得されねばならない」。"for it is they that ~ "強調構文、「なぜなら、投げ捨てられたのは、その条件であるからだ」。あなたが幻想の世界に暮らすとき、叡智を得るための条件を放棄してしまった。



You can learn to bless, and cannot give what you have not. If, then, you offer blessing, it must have come first to yourself.
  • bless [blés] : 「授ける、祝福する、〜を賛美する、〜に神の加護を祈る」
  • offer [ɔ́(ː)fə(r)] : 「差し出す、ささげる、提供する」
❖ "You can learn ~ "「あなたは、祝福することを学ぶことが出来る」。"and cannot give ~ "「そして、あなたが持っていないものを与えることは出来ないのだ」。"If, then, you ~ "「したがって、もしあなたが祝福を差し出したなら、祝福は一番目に、あなたの元へやって来るに違いない」。他者を祝福出来るなら、あなたの中にすでに祝福されるべきものがある証拠である。他者を祝福することで、それが顕現するのである。



And you must also have accepted it as yours, for how else could you give it away?
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • else [éls(h)wèə(r)] : 「さもなければ、さもないと、別の方法で、ほかに」
  • give away : 「引き渡す、配る、分配する、渡す」
❖ "And you must ~ "「そしてまた、あなたは、祝福をあなたのものとして受け入れなけばならない」。"for how else ~ "「なぜなら、それなくして、どうしてあなたは祝福を与えることが出来るだろうか」。ACIMの実相世界では、得るために与えよ、与えることで得よ、という世界である。これがホーリー・スピリットの思考システムである。したがって、あなたが祝福を他者に与えることと、他者によって祝福が与えられることは、実は同じことなのである。



That is why miracles offer you the testimony that you are blessed.
  • testimony [téstəmòuni] : 「証拠、証明、証言、宣誓書」
❖ "That is why miracles ~ "「それが、奇跡があなたに、あなたが祝福されているという証言を差し出す理由である」。与えることで得る、祝福することで祝福される、これらはエゴの思考システムから見れば奇跡的なことである。なぜなら、与えれば与えるほど増えるからだ。しかし、実際に他者を祝福してみれば、確かにあなたが祝福されていると知ることが出来る。与えれば増えるという奇跡が、あなたが祝福されていることを証言しているわけだ。



If what you offer is complete forgiveness you must have let guilt go, accepting the Atonement for yourself and learning you are guiltless.
  • complete [kəmplíːt] : 「徹底的な、全面的な、完全な、全部の」
  • forgiveness [fərɡívnis] : 「許すこと、許し、容赦、寛容」
  • guilt [gílt] : 「犯罪、あやまち、有罪、罪」
  • Atonement [ətóunmənt] : 「贖罪、罪滅ぼし、償い、補償」
  • guiltless [ɡíltlis] : 「罪のない、潔白な」
❖ "If what you offer is ~ "「もし、あなたが差し出すものが完全な赦しであるためには、」"you must have let ~ "「あなたは、罪の意識を追い出さなくてはならない」。"accepting the Atonement ~ "分詞構文、単純接続、「そして、あなたは、あなたのための贖罪を受け入れ、あなたが無辜(むこ)であることを学ぶのである」。



How could you learn what has been done for you, unknown to you, unless you do what you would have to do if it had been done for you?
  • unknown [ʌnnóun] : 「知られていない、未知の、不明の」
  • unless [ənlés] : 「〜でない限り、〜である場合を除いて」
❖ "How could you learn ~ "「どのようにして、あなたはあなたのためになされたことを知ることが出来るだろうか」。"unknown to ~ "先頭にbeingを補う、「あなたに知られていないというのに」。"unless you do what ~ "「もしそれが、あなたのためになされたのなら、あなたはあなたのなすべきことをすることなく、」どうのようにして、あなたはあなたのためになされたことを知ることが出来るだろうか。さて、どう解釈したらいいだろう? あなたのためになされたことを、たとえば、あなたが祝福されたことと解釈してみよう。あなたは同胞から、あなたの無辜性を祝福された。しかし、あなたはそのことに気が付かない。なぜか? あなたは他者を祝福したことがないので、祝福とは何なのかわからないからだ。祝福されたことも、祝福の意味もわからないあなたはどうすればいいのか? そこで、"you do what you would have to do"「あなたがなすべきことをする」ことなのである。それは前文にあるとおり、あなた自身の無辜性を受け入れ、罪の意識を追い出して、他者を完全に赦すこと。そうすることで、あなたは他者を祝福することを学び、同時に、自分が祝福されたことを知るのである。







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