●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-13.VI.13:1 ~ T-13.VII.1:7

13. And yet the laws of love are not suspended because you sleep.

  • law [lɔ́ː] : 「法、法律、法規、法令」
  • suspend [səspénd] : 「一時的に止める、一時停止する、一時中断する」
❖ "And yet the laws of ~ "「しかし、あなたが眠っているからといって、愛の法則が停止しているわけではない」。



And you have followed them through all your nightmares, and have been faithful in your giving, for you were not alone.
  • follow [fɑ́lou] : 「〜に従う、追随する」
  • nightmare [náitmὲər] : 「恐ろしい夢、悪夢」
  • faithful [féiθfl] : 「誠実な、真心を尽くす、忠実な、正確な」
  • alone [əlóun] : 「独りで、ただ〜だけで」
❖ "And you have followed ~ "「そして、あなたは悪夢の間中も、愛の法則に従ってきたのだし、」"and have been faithful ~ "「(愛を)与えることに忠実であった」。"for you were ~ "「なぜなら、あなたは独りでなかったからだ」。あなたが悪夢を見ている間中、たった独りで孤独の淵に沈んでいたと思っていたが、本当はあなたは独りではなく、同胞に愛を与え、同胞から愛を受け取るという愛の法則に従っていたのだ。もちろん、ここで言っている悪夢とは、この幻想の世界で生きていることである。この幻想の悪夢に等しい世界にあっても、あなたは愛の法則に従い、同胞と愛を分かち合っているのである。



Even in sleep has Christ protected you, ensuring the real world for you when you awake.
  • protect [prətékt] : 「保護する、守る、防御する」
  • ensure [en∫úə(r)] : 「〜を確かにする、保証する、請け合う」
  • awake [əwéik] : 「目が覚める、起きる」
❖ "Even in sleep ~ "「たとえ眠っている間でも、キリストはあなたを守ってきた」。"ensuring the real ~ "分詞構文、単純接続、「そして、あなたが目覚めた時のために、実相世界を確保してくれているのだ」。悪夢の幻想世界に生きているとはいえ、実相世界を失ったわけではない。キリストがちゃんと実相世界を確保していてくれる。



In your name he has given for you, and given you the gifts he gave.
  • in one's name : 「〜の名において、独立して、自分の名前で」
❖ "In your name ~ "「あなたの名において、キリストはあなたのために与えてきた」。"and given you ~ "「キリストが与える贈り物を、(ほかでもない)あなたに与えてきたのだ」。あなたが神の子であるから、その名において、あなたのことを思って、キリストからの贈り物として愛も喜びも平和もあなたに与えてきた。



God's Son is still as loving as his Father. Continuous with his Father, he has no past apart from him.
  • loving [lʌ́viŋ] : 「 愛情を抱いた、誠実な、愛情のある」
  • Continuous [kəntínjuəs] : 「連続的な、持続的な、継続する」
  • be continuous with :「〜に接続する、〜に続く」
  • past [pǽst] : 「過去、昔」
  • apart from : 「〜から離れて、〜は別として」
❖ "God's Son is still ~ "「神の子は今なお、父なる神同様、愛情あるものである」。"Continuous with his ~ "先頭に"Being"を補う、分詞構文、理由、「父なる神と結ばれているので、」"he has no past ~ "「神の子は、神と無関係な過去をもつことはない」。神の子は神自身から神の属性のすべてを継承した。その筆頭が愛であると言っていい。つまり、神があなたを創造したその過去の時点において、あなたは神から愛を受け継いだのであって、その一点を考えても、あなたと神は過去において強く結ばれているのである。



So he has never ceased to be his Father's witness and his own. Although he slept, Christ's vision did not leave him. And so it is that he can call unto himself the witnesses that teach him that he never slept.
  • cease [síːs] : 「〜をやめる、よす、中止する」
  • witness [wítnəs] : 「目撃者、証人、証拠、証言」
  • Although [ɔː(l)ðóu] : 「〜だけれども、〜ではあるが」
  • slept [slépt] : 「sleep の過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜から離れる、〜と別れる、〜を残す」
❖ "So he has never ~ "「よって、神の子は、父なる神と彼自身の証言者であることを決して止めることはない」。証言者とは、父なる神も神の子も、ともに正しいと認識している者、といった意味合い。"Although he ~ "「神の子が眠っていたとはいえ、」"Christ's vision ~ "「キリストのヴィジョンは神の子から離れていったわけではない」。眠っていても、キリストはあなたの心の中にちゃんと住んでいる。深い眠りに陥って、この幻想の世界を夢見ている現実であるが、あなたの心の中のキリストはそのヴィジョンをもって世界を眺めている。それゆえ、あなたは正しいものの見方が出来、正しい判断が下せるのだ。"And so it is that ~ "「そういうわけで、that以下である」。"that he can call unto ~ "「神の子は神の子自身に向かって、彼は決して眠ってなどいなかったと彼に教えてくれる証人を呼び求めることが出来るのである」。神の子が自分自身の心の中に住まうキリストに呼びかけて、キリスト自身は決して眠っていなかったと、つまり、神の子の心の最も正しい部分は決して眠っていなかったと、証言してもらえるわけである。




VII. Attainment of the Real World
実相世界の獲得
 
 
1. Sit quietly and look upon the world you see, and tell yourself: "The real world is not like this. It has no buildings and there are no streets where people walk alone and separate.
  • Sit [sít] : 「座る」
  • look upon : 「〜を見る、〜を見渡す」
  • alone [əlóun] : 「独りで、単に」
  • separate [sépərèit] : 「分かれる、分離する、別居する」
❖ "Sit quietly and ~ "「静かに座って、あなたが目にする世界を眺めてみなさい」。"and tell yourself ~ "「そして、次のように自問しなさい」。""The real world is ~ "「『実相の世界はこんな感じじゃない」。"It has no buildings ~ "「実相世界にはビルはないし、人々が離れて孤独に歩くような通りもない」。実相の世界は抽象、想念の世界であるから、具象的なものが存在することはない。もっとも、想念は具象を創造することはできるから、ビルや通りがその場に欲しいと想念したなら、その通り出来上がるであろうが・・・。



There are no stores where people buy an endless list of things they do not need.
  • store [stɔ́ː(r)] : 「店、小売店、商店」
  • buy [bái] : 「〜を買う、〜を購入する」
  • endless [éndləs] : 「終わりのない、永遠の、絶え間のない」
  • list [líst] : 「リスト、一覧表、表、目録、羅列」
  • need [níːd] : 「〜する必要がある、〜を必要とする」
❖ "There are no stores ~ "「人が、必要もないものを際限のないリストにして買い物をするような店もない」。



It is not lit with artificial light, and night comes not upon it. There is no day that brightens and grows dim.
  • lit [lít] : 「light の過去・過去分詞形」
  • light [láit] : 「〜を明るくする、〜を照らす」
  • artificial [ɑ̀ː(r)tifí∫l] : 「人工の、人工的な、作り物の、人造の」
  • brighten [bráitn] : 「明るくする」
  • grow [gróu] : 「〜の状態になる、増える、増大する」
  • dim [dím] : 「薄暗い、おぼろげな、不鮮明な」
❖ "It is not lit with ~ "「実相世界は、人工の光で明るくしなくていいし、」"and night comes ~ "「また、夜は来ない」。"There is no day that ~ "「明るくなったり暗くなったりする一日というものもない」。



There is no loss. Nothing is there but shines, and shines forever."
  • loss [lɔ́(ː)s] : 「失うこと、紛失、損失、喪失」
  • shine [∫áin] : 「輝く、光る」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "There is ~ "「失うということもない」。"Nothing is there ~ "「何もないが、輝いている」。"and shines ~ "「永遠に輝いている』」ということを、自分に言い聞かせなさい。実相世界は抽象、想念の世界なので、この幻想世界の雑多な具象物は存在しない。しかし、どうやら、その世界は光の世界のようだ。実際、ACIMでは神の子を光の子とも言っている。ところで、実相世界の光は、この幻想世界の光のような物理的な電磁波ではない。次元の異なる、つまりレベルの異なる光である。ACIMでは、知覚が修正されるにしたがって、その光が見えてくると言っている。そんな光が見えてくることを楽しみすることも、ACIMの学びの励みになるかもしれない。
 
 
 

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