●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-11.VII.1:1 ~ T-11.VII.2:8

 
VII. The Condition of Reality

実相の条件
 
 
1. The world as you perceive it cannot have been created by the Father, for the world is not as you see it.
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
❖ "The world as you ~ "「あなたが知覚しているままのこの世界は、父なる神によって創造されたはずはない」。"for the world is ~ "「なぜなら、この世界は、あなたが見ている通りではないからだ」。



God created only the eternal, and everything you see is perishable. Therefore, there must be another world that you do not see.
  • eternal [itə́ː(r)nl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の、無限の」
  • perishable [périʃəbl] : 「傷みやすい、腐りやすい、壊れやすい」
❖ "God created only ~ "「神は永遠なるものだけを創造した」。"and everything you ~ "「そして、あなたが目にするものはすべて崩壊する可能性がある」。"Therefore, there must ~ "「したがって、あなたには見えない他の世界があるはずである」。神は変化流動する世界を創造しなかった。時空とエネルギーの世界、エントロピーの増大する世界を創造しなかった。神は永遠不変の世界を創造したのである。そしてその世界は実相として確実に存在する。我々が目にする世界は変化流動の世界であるから、したがって、我々には真の実在世界、実相が見えていないのだ。



The Bible speaks of a new Heaven and a new earth, yet this cannot be literally true, for the eternal are not re-created.
  • speak of : 「〜を口にする、〜のことを話す」
  • literally [lít(ə)rəli] : 「文字どおり、全く、完全に」
  • eternal [itə́ː(r)nl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の、無限の」
  • re-create : 「再創造する」
❖ "The Bible speaks of ~ "「聖書は新しい天、新しい地について述べているが、」"yet this cannot be literally ~ "「しかし、文字通りに受け止めれば、それは正しいはずはない」。"for the eternal are not ~ "「なぜなら、永遠なるものは再創造されるものではないからだ」。神は永遠不変の世界を一度だけ創造し、その世界が文字通り永遠不変に続く。新しい世界を神が再創造することはないのだ。



To perceive anew is merely to perceive again, implying that before, or in the interval between, you were not perceiving at all.
  • perceive [pə(r)síːv] : 「知覚する、〜に気付く、〜を見抜く」
  • anew [ən(j)úː] : 「あらためて、もう一度、新たに、再び」
  • merely [míə(r)li] : 「ただ単に、単に」
  • imply [implái] : 「暗に伝える、暗示する、ほのめかす」
  • interval [íntə(r)vl] : 「隔たり、間隔、合間」
  • in the interval : 「その間に、その合間に」
  • between [bitwíːn] : 「間で、間に、合間に」
  • at all : 「全く〜ない、全然〜ない、少しも〜ない」
❖ "To perceive anew ~ "「新しく知覚するとは、単にもう一度知覚し直すことである」。"implying that before, or ~ "分詞構文、単純接続、「そしてそれは、以前も、あるいは今までの間、あなたは全く知覚していなかったことを暗示している」。



What, then, is the world that awaits your perception when you see it?
  • await [əwéit] : 「〜を待つ、待ち受ける、待望する」
  • perception [pə(r)sép∫n] : 「知覚、知見、見識、感じ方」
❖ "What, then, is the world ~ "「それでは、あなたが知覚するのを待っている世界とは、あなたがそれを目にしたとき、いったいどんな世界であろうか」。



2. Every loving thought that the Son of God ever had is eternal.
  • loving [lʌ́viŋ] : 「愛情を抱いた、誠実な、愛情のある、愛情に満ちた」
  • thought [θɔ́ːt] : 「思考、思索、熟考」
  • ever [évə(r)] : 「 今までに、これまで、かつて」
  • eternal [itə́ː(r)nl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
❖ "Every loving thought ~ "「かつて神の子がもった愛すべき思考のすべては永遠である」。人を愛する気持ち、人を慈しむ心、喜びを分かち合おうとする気持ち、平和を重んずる心、等々は永遠である。これらは古くなることも、滅びることもない。



The loving thoughts his mind perceives in this world are the world's only reality. They are still perceptions, because he still believes that he is separate.
  • reality [ri(ː)ǽləti] : 「現実、真実、事実、実態、実相」
❖ "The loving thoughts ~ "「この世界で神の子が知覚する愛すべき思考は、この世界の唯一の実相である」。幻想の世界にあっても、愛する気持ちや慈しむ心は実相世界の実在である。それは幻想ではない。とは言え、"They are still perceptions ~ "「それらはなお知覚に過ぎない」。"because he still believes that ~ "「なぜなら、神の子はなお、彼が分離しているものだと信じているからだ」。この世界で愛する気持ち、慈しむ心は実在である。しかし、それは幻想の世界にあっては単なる知覚として感じられるにすぎない。あたかも夢の中で誰かを愛しているようなものだ。夢の中の愛も、愛に変わりはないのだが、しかし、それはあくまでも夢の感覚である。幻想の世界にいる限り、つまり、神から分離した存在である限り、そしてそれを信じている限り、愛する気持ちも慈しむ心も夢の感覚に過ぎず、実体をもった現実のパワーをもつことはない。



Yet they are eternal because they are loving. And being loving they are like the Father, and therefore cannot die.
  • eternal [itə́ː(r)nl] : 「永遠の、不変の、永久の、不滅の」
  • die [dái] : 「死ぬ、死亡する」
❖ "Yet they are ~ "「しかし、それらは永遠である」。幻想世界で知覚する愛や慈しみの気持ちでさも永遠である。"because they ~ "「なぜなら、それらは愛すべきものだからである」。"And being loving they ~ "分詞構文、理由、「愛すべきものだからこそ、それらは父なる神(の愛)に似ている」。"and therefore ~ "「したがって、それらは死ぬことはない」。



The real world can actually be perceived. All that is necessary is a willingness to perceive nothing else.
  • actually [ǽkt∫u(ə)li] : 「実際は、実は、実のところ、実質的には」
  • necessary [nésəsèri] : 「必要な、必須の、欠くことのできない」
  • willingness [wíliŋnis] : 「意欲、いとわずにすること、やる気」
❖ 我々が幻想の世界に住んでいるとは言え、"The real world can ~ "「実相の世界は、実際、知覚可能である」。"All that is necessary is ~ "「(そのために)必要なもののすべては、実相の世界以外は知覚しないぞという意欲である」。



For if you perceive both good and evil, you are accepting both the false and the true and making no distinction between them.
  • both [bóuθ] A and B : 「AもBも、ABいずれも、Aのみならず Bもまた」
  • evil [íːvl] : 「悪い、害を与える、邪悪な」
  • accept [əksépt] : 「承認する、認める、容認する、受け入れる」
  • false [fɔ́ːls] : 「正しくない、誤った、偽りの、偽の」
  • distinction [distíŋ(k)∫n] : 「区別、識別、差別、差異、違い」
  • make no distinction between : 「〜を平等に扱う」
❖ "For if you perceive ~ "「なぜなら、良きものも悪しきものも共に知覚したなら、」"you are accepting both ~ "「あなたは誤ったものも真実のものも共に受け入れていることになるからだ」。"and making no distinction ~ "分詞構文、単純接続、「そして、両者の間に区別をつけることが出来なくなってしまう」。幻想の世界にあって実相の世界を知るには、幻想に対して目をつぶって実相のみを見ようと努めなくてはならない。真実と偽りの両方を信ずることは出来ないのだ。
 
 
 

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