●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
●  Workbook精読http://acimworkshop-workbook.blogspot.jp です。
●  Urtext精読をAmazonからKindle本として上梓しました。



T-8.VIII.9:1 ~ T-8.IX.1:7

9. The Holy Spirit teaches you to use your body only to reach your brothers, so he can teach his message through you. 
  • reach [ríːtʃ] : 「達する、手が届く、〜に連絡する」
  • message [mésidʒ] : 「伝言、メッセージ、伝達内容」
❖ "The Holy Spirit teaches ~ "「ホーリー・スピリットはあなたに、あなたの同胞に到達するためだけに肉体を使うようにと教える」。肉体はコミュニケーションの手段なのだから、あなたは肉体を使って同胞と接触できる。"so he can ~ "「そうすれば、ホーリー・スピリットは、あなたを通じてメッセージを(同胞にも)教えることが出来る」。



This will heal them and therefore heal you. Everything used in accordance with its function as the Holy Spirit sees it cannot be sick. 
  • in accordance with : 「〜に従って、〜に一致して」
  • function [fʌ́ŋkʃən] : 「機能、作用、働き、役割」
❖ "This will heal ~ "「こうすることで同胞は癒され、したがって、あなたもヒーリングされる」。"Everything used ~ "「ホーリー・スピリットが見なしている通りに肉体の機能が使われるなら、あらゆるものは病気になり得ない」。ホーリー・スピリットは肉体をコミュニケーションの手段と見ているのだが、その見方に従って肉体のもつコミュニケーション機能を使えば、肉体は病気になることはない、ということ。つまり、肉体的な病という幻想に惑わされることはない。



Everything used otherwise is. Do not allow the body to be a mirror of a split mind. Do not let it be an image of your own perception of littleness. Do not let it reflect your decision to attack. 
  • otherwise [ʌ́ðərwàiz] : 「別のやり方で、別の方法で」
  • allow [əláu] : 「〜を許す、許容する」
  • split [splít] : 「割れた、分割した、分裂した」
  • image [ímidʒ] : 「イメージ、画像、像、印象」
  • perception [pərsépʃən] : 「知覚、見識、感じ方」
  • littleness [lítlnis] : 「小さいこと、小ささ」
  • reflect [riflékt] : 「〜を映す、示す、反映する」
  • decision [disíʒən] : 「決定、決意、決心」
  • attack [ətǽk] : 「攻撃、暴行、襲撃」
❖ "Everything used ~ "「その他の使われ方をしたのものはすべて、病になる」。幻想が醜悪さを帯びてしまう。"Do not allow ~ "「肉体が、分裂した心を映し出す鏡になることを許してはいけない」。"Do not let it ~ "「肉体を、自分が卑小だと感じるあなた自身の感覚のイメージとしてはいけない」。"Do not let it reflect ~ "「肉体に、攻撃しようとするあなたの決定を反映させてはいけない」。肉体を心の分裂の象徴にしてはいけなし、虚弱な自己の象徴にしてもいけない。まして、肉体を攻撃性の象徴にしてはいけない。分裂性、虚弱性、攻撃性、そんな思いが心に湧き出すことを許してはいけない。



Health is seen as the natural state of everything when interpretation is left to the Holy Spirit, Who perceives no attack on anything. 
  • health [hélθ] : 「健康、健康状態、健全」
  • natural [nǽtʃərəl] : 「自然の、普通の、ありのままの」
  • state [stéit] : 「状態、形勢、情勢、状況」
  • interpretation [intə̀ːrprətéiʃən] : 「解釈、説明、解説」
  • left [léft] : 「leave の過去・過去分詞形」
  • leave [líːv] : 「〜を任せる、頼む、委ねる」
  • perceive [pərsíːv] : 「知覚する、〜に気付く」
❖ "Health is seen ~ "「健康というものは、解釈をホーリー・スピリットに任せたとき、すべてのものの自然な状態として見られるものである」。肉体の解釈をホーリー・スピリットに任せるのである。ホーリー・スピリットは肉体をコミュニケーションの手段と解釈し、肉体をそのように使う。そのとき、肉体は自然な状態として、健康になるのだ。つまり、肉体は醜悪な幻想から解放される。"Who perceives no ~ "「ホーリー・スピリットはいかなるものにも攻撃性を知覚したりしない」。ホーリー・スピリットの解釈に攻撃性というものはない。



Health is the result of relinquishing all attempts to use the body lovelessly. 
  • result [rizʌ́lt] : 「結果、結末、効果、成果」
  • relinquish [rilíŋkwiʃ] : 「放棄する、手放す、断念する」
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
  • lovelessly [lʌ́vlisli] : 「愛のない状態で、愛もなく」
❖ "Health is the result ~ "「健康とは、肉体を愛なくして利用するすべての試みを放棄した結果である」。肉体を攻撃の道具とし使うことは、肉体を愛していない証拠だ。憎悪、嫌悪、嫉妬、攻撃性、剥奪欲、等々を抱いているとき、あなたは自分自身の肉体を愛していると言えない。逆に、そのすべてを放棄したとき、あなたは自分自身の肉体を愛することとなり、愛が肉体に健康を与えてくれる。



Health is the beginning of the proper perspective on life under the guidance of the one Teacher Who knows what life is, being the Voice for Life Itself.
  • beginning [bigíniŋ] : 「初め、開始、始まり」
  • proper [prɑ́pər] : 「適した、適切な、妥当な」
  • perspective [pərspéktiv] : 「物の見方、考え方、視野」
  • guidance [gáidns] : 「助言、アドバイス、指導」
❖ "Health is the beginning ~ "「健康とは、命の何たるかを知っているただ一人の教師のガイダンスに従って、命を適切に見始めたことを意味するものである」。その教師とは、もちろん、ホーリー・スピリットのこと。命は肉体が生み出し、肉体の中に閉じ込めれているものではない。実相的な命は神があなたに与えものであり、永遠に不変である。傷つくことも、消滅することもない。命は愛と同義である。





IX. Healing as Corrected Perception
修正された知覚としてのヒーリング



1. I said before that the Holy Spirit is the Answer. He is the Answer to everything, because He knows what the answer to everything is. 
  • answer [ǽnsər] : 「答え、回答、返事」
❖ "I said before ~ "「私は以前、that以下を言った」。"that the Holy Spirit ~ "「ホーリー・スピリットは答えなのだと」。"He is the Answer ~ "「ホーリー・スピリットはすべてに対する答えである」。"because He knows ~ "「なぜなら、ホーリー・スピリットは、すべてに対する答えが何たるかを知っているからだ」。すべてに対する答え、すべてが収斂(しゅうれん)する極限値としての答えは、もちろん"God is(神あり)"である。ホーリー・スピリットは神の思いの代弁者として、あなたにすべての答えを与えてくれる。ホーリー・スピリットは叡智なのだ。



The ego does not know what a real question is, although it asks an endless number. 
  • real [ríəl] : 「実在する、現実の、実際の」
  • question [kwéstʃən] : 「質問、疑問、問い、問題」
  • although [ɔːlðóu] : 「〜だけれども、〜ではあるが」
  • endless [éndləs] : 「終わりのない、永遠の」
  • number [nʌ́mbər] : 「数、数字、番号」
❖ "The ego does not ~ "「エゴは、本当の疑問の何たるかを知らない」。"although it asks ~ "「エゴは際限なく疑問を投げ掛けてはいるが」。本当に問いかけなければならないことは、何が実在し何が実在しないか、何が真実で何が虚偽か、誰が嘘をつき誰が真実を語っているか、等々である。エゴが発する問いかけは、誰を攻撃すべきか、誰から奪うべきか、誰を憎むべきか、どうやって肉体を守るべきか、等々である。



Yet you can learn this as you learn to question the value of the ego, and thus establish your ability to evaluate its questions. 
  • value [vǽljuː] : 「価値、値打ち、真価」
  • establish [istǽbliʃ] : 「確立する、成立させる」
  • ability [əbíləti] : 「能力、才能、できること」
  • evaluate [ivǽljuèit] : 「〜を値付けする、評価する」
❖ "Yet you can ~ "「しかし、エゴの価値について疑問を呈することを学ぶにしたがい、あなたはこのことを学ぶことが出来る」。このこととは、エゴは本当の疑問の何たるかを知らない、ということ。"and thus establish ~ "「こうして、あなたは、エゴの疑問を評価する能力を確立することが出来るのだ」。



When the ego tempts you to sickness do not ask the Holy Spirit to heal the body, for this would merely be to accept the ego's belief that the body is the proper aim of healing. 
  • tempt [témpt] : 「〜を唆す、〜を誘惑する」
  • sickness [síknəs] : 「病気、病」
  • merely [míərli] : 「ただ単に、単に」
  • accept [əksépt] : 「認める、受け入れる」
  • proper [prɑ́pər] : 「適した、適切な、妥当な」
  • aim [éim] : 「的、目標、目的」
❖ "When the ego ~ "「エゴがあなたを病気へと誘惑するとき、」"do not ask the Holy Spirit ~ "「ホーリー・スピリットに肉体をヒーリングしてくれるように頼んではいけない」。"for this would ~ "「なぜなら、そうすることは単に、肉体はヒーリングのための適当なターゲットに過ぎないと信じるエゴの信念を受け入れることになるだろうからだ」。エゴは、肉体を病気に対して脆弱だと信じているし、ヒーリングで治るものだと信じている。つまり、肉体が弱々しい受動的な存在だと信じているのだ。だから、安易に肉体的なヒーリングをホーリー・スピリットに頼むことは、肉体の弱々しさを認めたことになり、エゴの信念を強める結果になってしまう。本当にヒーリングしなければならないのは知覚であり、心である。



Ask, rather, that the Holy Spirit teach you the right perception of the body, for perception alone can be distorted. 
  • rather [rǽðər] : 「むしろ、それどころか」
  • alone [əlóun] : 「独りで、単に」
  • distort [distɔ́ːrt] : 「〜を曲げる、歪曲する」
❖ "Ask, rather, that ~ "「むしろ、ホーリー・スピリットに、正しい肉体の知覚のし方を教えてもらいなさい」。"for perception alone ~ "「なぜなら、知覚だけがねじ曲げられる可能性があるからだ」。病気とは、知覚の歪みである。ホーリー・スピリットに肉体的なヒーリングを頼む前に、その曲がった知覚をどうすれば正しくなるか、それを教えてもらうべきだ。知覚が修正されれば、結果的に病気は癒える。では、歪んだ知覚とは何だろう? たとえば肉体は脆弱なものだと見ることは知覚の歪みである。肉体は攻撃に適していると見ることも知覚の歪みである。エゴに利するようなそういう知覚を矯正する方法をホーリー・スピリットに学ぶべきなのだ。



Only perception can be sick, because only perception can be wrong.
  • sick [sík] : 「病気の、不健全な」
  • wrong [rɔ́ːŋ] : 「間違った、狂っている、悪い」
❖ "Only perception ~ "「知覚だけが病気になる」。"because only perception ~ "「なぜならば、知覚だけが間違う可能性があるからだ」。病気とは、誤った知覚の表れだと了解すればいい。幻想を実在だと知覚するその誤りを修正し、知覚をヴィジョンへと進化させるのだ。その手助けをしてくれるのが、あなたの心の中に住まうホーリー・スピリットである。






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