●  "A Course in Miracles (ACIM)""Text" (1975年版) の英語原文を、単に翻訳するだけでなく、精読、精解していくワークショップです。
●  Title に、たとえば T-26.IV.4:7 とありましたら、これは "Text" の Chapter 26、Section IV、Paragraph 4、Sentence 7 という場所を示しています。
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T-6.VI.1:1 ~ T-6.VI.2:7

VI. To Have, Give All to All
得るためには、みんなにすべてを与えよ



1. When your body and your ego and your dreams are gone, you will know that you will last forever. 
  • gone [gɔ́ːn] : 「いなくなった、去った、なくなった」
  • last [lǽst] : 「続く、存続する、持続する」
  • forever [fərévər] : 「永遠に、永久に」
❖ "When your body ~ "「あなたの肉体、エゴ、夢が消え去ったとき、」"you will know ~ "「あなたは、あなたが永遠に存続していくのだと知るだろう」。重要な文章である。肉体、エゴ、夢を消し去ることがACIMの目的である。もちろん、同時にこの世界、宇宙も消滅する。幻想が消滅したとき、あなたの永遠の命が復活し、神への回帰の旅が始まるわけだ。



Perhaps you think this is accomplished through death, but nothing is accomplished through death, because death is nothing. 
  • perhaps [pərhǽps] : 「たぶん、もしかすると」
  • accomplish [əkάmpliʃ] : 「成し遂げる、果たす」
  • death [déθ] : 「死、消滅、終わり」
❖ "Perhaps you think ~ "「たぶん、あなたは、これは死を通して成就されると思っているだろう」。死によって命の永遠性が手に入ると思っているだろう。"but nothing is ~ "「しかし、何事も、死を通して達成されることはない」。"because death is ~ "「なぜなら、死は無であるからだ」。ここにも、非常に重要な真実が語られている。死ねば天国に行けるという安易な考えは捨てなければならない。自殺もまた、まったく意味がない。



Everything is accomplished through life, and life is of the mind and in the mind. 
  • life [láif] : 「人命、生命、人生、生活」
❖ "Everything is ~ "「すべては命を通して成就する」。"and life is of ~ "「そして、命は心のものであり、心の中にある」。ここも重要。命と肉体との関係性は次の文で語られる。



The body neither lives nor dies, because it cannot contain you who are life. If we share the same mind, you can overcome death because I did. 
  • neither A nor B : 「AもBも〜ない」
  • contain [kəntéin] : 「〜を含む、包含する」
  • share [ʃέər] : 「〜を分ける、分かち合う、共有する」
  • overcome [òuvərkʌ́m] : 「克服する、乗り越える」
❖ "The body neither ~ "「肉体は生きることはないし、(したがって)死ぬこともない」。"because it cannot ~ "「なぜならば、肉体は命であるあなたを包含することは出来ないからだ」。"If we share ~ "「もし、私たちが同じ心(命ある心)を分かち合うならば、」"you can overcome ~ "「あなたは死を克服できる」。"because I ~ "「私もそうしたのだから」。死を克服するには、命ある心を分かち合うことに尽きる。肉体は生にも死にも関係がない。肉体は幻想であり、錯覚だ。



Death is an attempt to resolve conflict by not deciding at all. Like any other impossible solution the ego attempts, it will not work.
  • attempt [ətémpt] : 「試み、企て」
  • resolve [rizɑ́lv] : 「解消する、解明する、解決する」
  • conflict [kɑ́nflikt] : 「衝突、摩擦、葛藤、軋轢」
  • decide [disáid] : 「〜しようと決心する」
  • at all : 「全く〜ない、少しも〜ない」
  • impossible [impɑ́səbl] : 「不可能な、あり得ない」
  • solution [səlúːʃən] : 「解、解決、解決法」
❖ "Death is an ~ "「死とは、まったく決断することなく、コンフリクトを解消しようとする試みである」。つまり、死はコンフリクトから逃避することに過ぎない。"Like any other ~ "「その他の、エゴが試みる不可能な解決策と同様に、死は何の役にも立たない」。肉体が幻想であるように、死も幻想である。幻想の死に何ができよう。肉体として生きるも夢、肉体として死ぬも夢。夢から目覚めない限り、永遠の命を復活させることは出来ない。永遠の命を復活させるとは、命の心を分かち合うことである。



2. God did not make the body, because it is destructible, and therefore not of the Kingdom. 
  • destructible [distrʌ́ktəbl] : 「破壊できる、壊れやすい」
❖ "God did not ~ "「神は肉体など創らなかった」。"because it is ~ "「なぜならば、肉体は破壊され得るものであり、それゆえ、王国に属するものではないからだ」。神は永遠、不滅、不変のものだけを創造する。



The body is the symbol of what you think you are. It is clearly a separation device, and therefore does not exist. 
  • symbol [símbl] : 「象徴、表象」
  • clearly [klíərli] : 「はっきりと、疑いもなく、明らかに」
  • separation [sèpəréiʃən] : 「分離、区別、離脱」
  • device [diváis] : 「機器、装置、道具」
  • exist [igzíst] : 「存在する、生きている、生存する」
❖ "The body is ~ "「肉体は、あなたが自分だと思っているもののシンボルに過ぎない」。肉体は、自分だと思っているもののシンボルであり、投影に過ぎない。つまり、この世界の形あるものはすべてはシンボルに過ぎず、投影の産物である。幻想である。"It is clearly ~ "「それは、明らかに、(自分と他者を分け隔てる)分離のための装置である」。肉体が別々だから自分と他者が別々だと思い込ませるための装置である。"and therefore does ~ "「したがって、肉体は存在しない」。肉体は装置、すなわち、トリックだということ。



The Holy Spirit, as always, takes what you have made and translates it into a learning device. 
  • as always : 「いつものように」
  • translate [trænsléit] : 「〜を翻訳する、解釈する」
❖ "The Holy Spirit ~ "「いつものように、ホーリー・スピリットはあなたが作ったものを取り上げて、それを、学びのための補助教材に解釈し直す」。肉体も時間も空間も、ホーリー・スピリットは学びのための補助教材として利用する。その幻想性を認識させ、赦しを教えるのだ。幻想は赦されて消滅する。



Again as always, He reinterprets what the ego uses as an argument for separation into a demonstration against it. 
  • reinterpret [riintə́ːrprət] : 「〜を再解釈する」
  • argument [ɑ́ːrgjəmənt] : 「議論、論拠、根拠」
  • demonstration [dèmənstréiʃən] : 「実演、実証、証明」
❖ "Again as always ~ "「また、いつものことだが、ホーリー・スピリットは、エゴが分離を証明する論拠に使ったものを、それを否定するための実証に再解釈し直す」。たとえばエゴは、分離を証明するために知覚を利用し、肉体的に分離している様を知覚出来るのだから、分離は確かに存在すると言う。ホーリー・スピリットは、その知覚が幻想を実在だと誤認識していることを実証する。そして、知覚を修正し、幻想と実相を見分けることの出来るヴィジョンを復活させる。



If the mind can heal the body, but the body cannot heal the mind, then the mind must be stronger than the body. Every miracle demonstrates this.
  • heal [híːl] : 「治す、癒やす、治療する」
❖ "If the mind can ~ "「心が肉体をヒールすることが出来、しかし、肉体は心をヒール出来ないとしたら、」"then the mind ~ "「それなら、心は肉体より強いに違いない」。"Every miracle ~ "「すべての奇跡はこのことを実証している」。心が実在で、肉体は幻想である。実在が幻想を変えることは出来るが、幻想が実在を変化させることは出来ない。エゴの解釈はまったく逆である。肉体が分離して実在し、肉体(脳)が心を作り出しているのだから、心はファンタジーだとする。肉体の健康が心の健康を保証し、肉体が心を支配していると信じている。したがって、肉体をヒールすれば、心もヒールされるはずだと思っているのだ。幻想が実相を支配していると信じている限り、そこに奇跡は生じない。






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